夜勤業務がもうすぐ終わる朝、職場でのかるい雑談の話。
たまたま、女性スタッフCさんに「男性はネガティブ思考な人多いよね(自分含む)」という話をしていた。
「例えばちょっと離れた場所で女性スタッフがこちらを見ながらクスクス笑っていたら、自分のことを笑っているんじゃないか、とかついつい考えてしまいがち」とかそんなたわいもない話(しかし、こういった思考は根が深かったりもするわけだが)。
「えー、男の人っていちいちそんなこと考えるの?」なんて笑い話で話は進む。
その流れから「例えば、ちょっと不機嫌そうに見えるお客様が自分に近づいてきた、として『このお客様は昨日クレームを入れてきていたお客様だから、その件でまだ納得していないのではないか』とか、『ひょっとしたら、今、朝食を終えてそのままこちらに来たから、お食事の際、何かトラブルがあったのではないか』とか悪いケースをいくつか頭の中でパーッと考えて、それに対する回答などをイメージするよね」という話になった。
「こういった思考で、最悪のケースを事前に心のなかで準備しておくことで、実際にそのような話になった時のショックが和らげられるのと、その後の対応を速やかに行える。だから(一見)ネガティブに見えることでも悪いことばかりじゃないよね。特に問題がなければそれはそれでいいわけで」なんて主張をして、その場は終了。
そして、夜勤明け。
夕方、本屋でひろゆき(西村博之)著「『無敵の思考』 誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21 」をなんとなく立ち読みしていたら、そのルール14に"「最悪シミュレーション」をしておく"という、まんま朝の世間話と丸かぶりな内容が書かれてあった。「少しの面倒で『大きな面倒』を回避する」という話。
実はこういった思考は、仕事上だけでなく、例えばこういったブログであれこれ綴るときにも発揮されている。
「この書き方をすると、こんなリアクションがありそうだ。そうすると、それに対する回答が大変だからこういう言い回しで綴ろう」なんて感じ。すると、大概、大外しをすることはなくなってリスク回避がものの見事に達成される。
ただ、逆に、無難な内容にまとまりすぎる、というきらいもあって、だから最終的にまとめるバランス感覚だったり、さじ加減にはいつも気をつけなきゃなあ、なんて思いながら、生活しているわけです。面倒なのか、面倒でないのかはホント難しいところですね。
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